ガ島通信

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ラグビー日本代表、弱すぎだよ、っていうか恥だ

代表といっても、サッカーではなくラグビーです。欧州遠征中の日本代表が、カーディフでウェールズ代表に0―98と歴史的な大敗を演じています。これで遠征は3戦全敗。それも、征初戦のスコットランドに8―100で敗れたのに続く大敗。弱すぎです。というより恥。日本を代表して、桜のジャージを着用しているのなら、普通恥ずかしくて帰国できないでしょう。まあ、注目されてないラグビーだから帰国風景の取材もナシなのかもしれませんが。

スポーツ観戦が好きでラグビーも何度か見に行ったことがあります。ここ最近では、7月4日に秩父宮であったイタリア戦を見に行きました。ちなみに日本は世界ランク18位、イタリアは11位ですが、5ネーションにも入っていませんし、サッカーのようには強豪国ではありません。日本はなかなか善戦していましたが、大畑のトライミスなどもありイタリアとの差をつめきれません。後半35分すぎに19対25の逆転圏内に迫りましたが、終了間際にイタリアがトライ。結果的には19対32でした。

翌日のスポーツ紙などは「強豪に惜敗」というトーンでしたが、負けは負け。特に後半追い上げられたイタリアが見せた「絶対お前らには負けないぞ」という気迫はすごかったし、勝負どころが分かっているなと感じました。イタリアの選手もこの日はかなり蒸し暑かったこともあり、フラフラになっていましたが、勝負どころではきっちりと点を取ってきました。日本選手も同様に苦しんでいるようでしたが、結局まともにタックルにも行けない。勝負における「勝ち」と「負け」の違いがどんなものか、その差が気迫となって現れているようでした。

しかしながら、ホイッスルが鳴るとスタンドからは「よくやった」の声と拍手、拍手。え、ブーイングじゃないんですか? 観客は細かな選手の動きや戦術についてウンチクを語りながら帰途につく。「大畑の動きよかったよね〜」。そんな感じです。選手も甘いのですが、お客さんも甘い。Jリーグが始まる前のサッカーのスタジアムの雰囲気に良く似ている気がします。

これではいつまでも強くなれないと思います。まず勝ち負けを、それから問題点や戦術を語るなら理解できますが…。私は強いチームはファンが作る(もちろん資金とかチーム体制とかが重要なのは言うまでもない。しかし大切な部分を担っている)と考えています。時には激励し、ダメなプレーには容赦なくブーイング。そして負けていても懸命なプレーには拍手を。


萩本監督は「辞めろと言われたらいつでも辞める覚悟。私は辞表を胸にしまって戦っている」らしいので、当然辞めるでしょうが、ラグビー界がこんな状況では勝てるチームなど生まれるわけがありません。

追記(11月30日)スポーツ紙などによると、監督辞めるつもりないらしい。エ?ラグビー界素人の私にはその感覚が理解不能。これで怒らないファンもまた私には理解不能なのです…。