ガ島通信

メディアとジャーナリズムの未来を追いかける

ブログ始めました!

1996年から地方紙で記者をやってます。2年前から文化部で中高生向けの紙面(ヤング欄と呼ばれる)を担当し始めて「新聞は読まれているのだろうか?」という根本的な疑問にぶち当たりました。ブログをやっているネチズンの皆さんには「そんなことに気づかなかったの!」と笑われるかもしれませんが、ホントにそうなのだから仕方ない。

それどころか、まだまだ多くの新聞社員は「新聞は読まれているのだ」と信じています。これは新聞業界が宅配と再販制度に守られていることにも原因があると思っています(詳しくはボチボチ書いていきます)。一言で言えば、取っているのと読んでいるのは違うことに多くが気づいていないということです。危機感を持ってから、プロバイダの社長さんや研究所の方の話を聞いたり、ネット関連の本を読んだりと自分なりには勉強してみましたが、「ネットは新聞を殺すのか-変貌するマスメディア」の著者で通信社に勤務する湯川さんが開設したブログ を見て、「つべこべ言っても仕方ない。ここは一丁ブログをやってみるか」という気持ちで初心者ブロガーとなりました。

ネットは新聞を殺すのか-変貌するマスメディア

ネットは新聞を殺すのか-変貌するマスメディア

ネット時代の新聞は果たして生き残れるのか、すでに化石なのか。参加型ジャーナリズムは実現するのか? 新聞やメディアの問題点、ジャーナリズムについて、私なりに幅広く書いていきたいと思いますので、皆さんもご意見やアドバイスをぜひお願いします。

タイトルはネットやブログの登場でメディアの流れから取り残されつつある新聞社員(つまり自分自身)をガ島(ガダルカナル)で玉砕を待つだけの兵隊になぞらえたものです。なお、このブログでの発言は基本的に個人的なもので、所属社の方針や論評とまったく異なっている場合もあります。このブログについて社への問い合わせはご遠慮ください。

追記(11月29日) ガ島は玉砕してなかったのですね。玉砕覚悟ですが、まさに生き残ることができるのか。いずれにせよ、新聞業界はガ島のような状況であることに変わりはないでしょう。「ガ島じゃないよ」という人は、市ケ谷にいる人でしょう。